●
Smile & Styleチェック
本川越駅近くの好立地に建つ地上5階地下1階のこのビルは、2階までがパチンコ店、3〜5階がその社員寮でした。しかし数年前にそのパチンコ店が撤退したあとは、借り手がつくこともなく何も手をいれることなく、正に廃墟と化していました。その廃墟を再生させることになり、低予算でそれを可能にするデザインが求められた。そこで、改装の目的は主に上階の住居部を賃貸物件として、屋外のサイン造作物撤去と外壁塗装を施し、エントランスと廊下は、モザイクタイルを全壁面に貼り付け竹林をイメージさせる神秘的な空間にしました。各住居の内装床材はペットの銅える賃貸マンションとなることを前提にクリーニングが簡単なPタイル仕上げとし、非常に低かった天井はスケルトンにして吸音板をスラブに直貼りとし再塗装するだけとして天井をなるべく高くしました。キッチン、風呂、トイレなどは、設備関係を集中させたコア部にまとめ、メタルメラミン化粧板で囲い込みました。また、それらが住居空間全体にコントラストと開放感を与えいいデザインのバランスになりました。
|